■保険について

「一人の災難を大勢が分かち、わずかの金を捨てて大難を逃れる制度」(福沢諭吉)

「万人は一人のために、一人は万人のために」(マーネス)

保険とは、将来起こるかもしれない危険に対して、予測される事故発生の確率に見合った一定の保険料を加入者が公平に分担し、万一の事故に対して備える相互扶助の精神から生まれた助け合いの制度で、私たちを取りまくさまざまな事故や災害から生命や財産を守る為のもっとも合理的な防衛策のひとつです。

 

■何のために保険をつけるか

損害保険は、多くの人達が少しずつお金を出し合うことで、その中の誰かが事故や災害によって損害を被ったときに、その出し合ったお金で補償する「相互扶助」の精神から生まれた制度です。

それに対し生命保険は、加入していれば一家の主が亡くなった場合には死亡給付金をうけとることができます。その他、生命保険の中でも、医療保険や入院保険に加入しておくことで、病気や入院に備えることもできます。基本的に生命保険は、主契約と特約の組み合わせで成り立っています。主契約というのは、定期保険や終身保険など契約の基本になるものです。特約はオプションとして必要なものだけ主契約に追加していくものです。ですから、特約を単独契約することはできません。

このように損害保険、生命保険といっても、たくさんの保険会社がさまざまな保険や特約を販売しています。加入の際にはしっかり比較、検討をすることが重要です。